習慣化を施工させるためには脳の仕組みが重要になります。
ここでは以下の2つのセクションで解明していきます。
- 習慣化を決めていたのは『感情』だった
- 『苦痛』なしで継続する脳の仕組み
習慣化を決めていたのは『感情』だった
習慣には4つの習慣がありました。
- 入力習慣
- 言語習慣
- 感情習慣
- 行動習慣
この中で最も重要なのが『感情習慣』になります。
なぜなら、感情習慣において「嫌い」「不快」などマイナスの感情が発生してしまったら、その次の『行動習慣』に繋がらないことになります。
逆に「好き」「快い」などプラスの感情が発生すれば、おのずと『行動習慣』に繋がり、習慣化していくというわけです。
つまり、習慣化を決定すのは『感情』です。
苦痛なしで継続する脳の仕組みとは?
まず、4つの習慣ごとに脳のどこで何が行われているかを見てみましょう。
また、それぞれの習慣がどのくらいの時間間隔で進んでいくのかも同時に見てみましょう
0秒 | 入力習慣 | 五感から入力される |
0.1秒後 | 言語習慣 | 大脳新皮質で言葉に変換 (大脳辺縁系で記憶を検索) |
0.5秒後 | 感情習慣 | 扁桃核で好き/嫌いを判断 |
行動習慣 |
つまり、脳は情報が入力されてから0.5秒で好き・嫌いを判断していることになります。
そしてこの『好き・嫌い』を判断している基準は『過去の記憶』になります。
そこで大きな問題が出てきます。それは…
- 人間はマイナスの感情ほど記憶しやすい
と、いう特性を持っているのです。
つまり、人間の記憶はプラスの感情がマイナスの感情に埋もれていることがほとんどなのです。
だから、何も意識しなければ『基本的にマイナス思考』にならざるを得ません。
ではプラス思考に変えていくためにはどうすればいいのか?
結論から言えば…
- プラスの感情を増やし、マイナスの感情を埋もれさせること
になります。
では、どうやって増やしていくのか?
そのヒントは
- 脳は『入力』よりも『出力』を信じる
ということです。そしてこの特性を利用していきます。
先ほども触れた4つの習慣のうち、
- 言語習慣
- 感情習慣
- 行動習慣
が『出力』になります。
つまりプラスの出力をする機会が3回あるということになります。
この3回の習慣でマイナスからプラスに転じることができるのです。
具体的には…
チャンス1 | 言語習慣 | プラスの言葉に変換する |
チャンス2 | 感情習慣 | プラスの感情に持っていく |
チャンス3 | 行動習慣 | プラスの発言/動作をする |
ということになります。
そして、このことを意識し、実行することで脳がポジティブになっていくのです。
次は
3.脳の仕組みを活用した超習慣術
に進んでみましょう