『超習慣術』は『脳の仕組みを活用』して習慣化させることです。
最も行動習慣に影響を与える『感情習慣』をプラスの感情に持っていきそれを利用して習慣化させていくということになります。
ですので、いかに多くのプラスの感情を多く持てるのかが重要なポイントになります。
では、どういった行動が自分にとってプラスの感情を抱きやすいのかを考えることが重要になります。
その方法は以下の2つに集約されます。
- 自分を起点にして考える ⇒ 既に好きなことや情熱があること
- 他人を起点にして考える ⇒ 人のためになること
特に『人のためになること』は脳がプラスになりやすいのです。
そして、この2つを意識し続けることによって脳がポジティブになり続け、自分の人生さえ変わっていくのです。
具体的にどのようなステップをふんでいくのかは次のセクションで詳しく見ていきます。
Step1. 自分の感情と向き合う
どうやって『自分の感情と向き合う』のか?
ここでは5つの質問で自分の感情と向き合う方法をシェアしていきます。
ぜひともこの5つの質問に自分で答えていき、まずは自分の感情を探すことから始めてみてください。
Q1 | いちど諦めたけれどまだ諦めきれないでいることは? | (参考)ギターを弾けるようになりたい |
Q2 | やってて夢中になれるものや時間を忘れてしまうものは? | (参考)ゲーム・映画鑑賞 |
Q3 | やってて苦にならないものは? | (参考)早起き・勉強 |
Q4 | もし何も制限がなかったとしたら心からやってみたこととは? | (参考)世界中を旅してみたい |
Q5 | 人のためになることで自分がやりたいことや苦にならないことは? | (参考)困っている人を助ける・ゴミ掃除 |
いかがでしたでしょうか?
この質問の答えはあなたが『プラスの感情になる行動』になります。
自分の答えを参考にして少しだけ深堀してみてください。
Step2.気に入った道具をそろえる
習慣化にむけて更にプラスの感情にするためには『道具』も必要な要素になっていきます。
- 一式全部揃える(すぐに始めるため)
- 新品なもの(気持ちが新鮮になりモチベーションが上がる)
- 付属アイテム(実際には必要ないかもしれないが持っていれば気持ちが昂る)
- 時間の節約になるもの(行動までに時間がかからにように工夫する)
Step3.ミニマムからスタートする
習慣化で大切なことは、とにかく『最初はゼロにしない!』ということです。
例えば筋トレの習慣を身に着けようとして、最初から1時間も2時間も疲労困憊するような重いおもりでいきなり初めても、
続けることが困難になります。
ましてや、新しい行動を始めるために脳も体も最初のうちは非常に疲れてしまいます。
重要なテーマである『プラスの感情』がなくなってしまうのです。
だから、『やりたくない時はやれるところまでレベルを下げる』ことが最も重要になります。
とにかくまずは続けることが大事になります。
次に、この『行動をする』上で大事なポイントがあります。
それが…
- 行動の起点となる部分を意識する!
ということです。
言い換えれば、『自分が習慣化させたいひとつ前の行動は何なのか?』ここを意識するということです。
そして、この考えを使った習慣化のテクニックが
- if then planning
になります。
これは、『if ○○したらthen××する』というルールを決めるテクニックです。
そしてこれを自分でルール化します。
具体的に例えると…
もし、あなたがトイレ掃除を習慣化させたいと考えたなら
- if トイレの水を流したら then 便器をその水で洗う
という形になります。
習慣化したい行動の起点になる行動を自分で決めてif then planningを実行すると
『脳が0.5秒かけて好き嫌いを判断する前に行動できる!』
ことになります。
Step4.成長を見える化する
成長を感じることで更にプラスの感情を作ることができます。
では、具体的にどうすれば成長を感じるのか?
それは…
- 数字を記録する
ことが重要なポイントになります。
特に、『カウントアップ』する記録を付けることです。つまり、『増えていく』ように記録を付けるのです。
例えば、ダイエットの場合、体重の記録を付ける人が多いとは思いますが、これと同時に運動した日数・時間を合計していくとカウントアップの記録に繋がります。
連続した日数の記録だと、途切れた時にモチベーション低下の影響を受けやすいのです。しかし、実施した日数の合計のほうは感情習慣に良い影響をもたらします。
成長を感じるもう一つの具体的な方法は…
- bfore/afterを記録する
ことも重要なポイントになります。
これは、数字だけでなく写真や文字でも十分効果が出ます。
Step5.成功の分岐点を超える
Step1からStep4まで習慣化のためのメソッドを説明してきました。
そこでこのStep5では、成功の分岐点、つまり、『いつまでやれば成功に近づくのか?』についてシェアしていきます。
結果から言うと…
- 8週間
です。
つまり、習慣化するためには8週間その行動や行為を続けけて行く必要があるということです。
では、なぜ『8週間』なのか?
それは、ロンドン大学の習慣化の研究結果に根拠があります。
この研究結果によると…
- 難しい行為でも50~60日間続けられると習慣化しやすい
ということが分かったのです。
そしてこの50~60日間を週に換算すると約8週間になるのです。ですのでまずは『8週間を目標』に続けることで成功できるということになります。
逆にいえば、はじめから、「今年1年やり続けるぞ!」という目標だとかえって習慣化に失敗する可能性が高いということになります。
次は
4.習慣化強化のための5つのテクニック
に進んでみましょう。